HOME > 収益性分析TOP > 収益性とは

収益性とは



収益性とは


収益性とは企業の稼ぐ力を見るものです。収益性の指標では利益額のような実数ではなく、比率を見ていかに効率的に利益を獲得しているかをみます。会社は資本を集め、集めた資本を使って商品を仕入れたり、原材料を仕入れて製品の製造を行います。そしてそれを売り上げることで利益を生み出しています。効率的に利益を稼ぐためには、いかに効率的に資本を運用しているのか、効率的に取引を行っているのかが重要になります。そこで収益性分析ではその資本や取引(売上)と利益の関係を見て収益性を判断します。取引に対する収益性では売上高利益率を使い、資本に対する収益性では資本収益率を使います。




取引収益性


取引収益性とは売上高に対していかに利益を上げたかを見る指標です。取引収益性では売上高利益率を使います。売上は費用と利益からなり、売上と利益がわかれば費用もわかります。同様に売上高利益率がわかれば、売上高費用率もわかります。例えば売上高利益率が10%であれば、売上高費用率は90%ということになります。このように売上高利益率は同時に費用率も判明するので経済性を見る指標としても使えます。

経済性とはかかる費用に対する利益の度合いのことです。費用に対して利益が多ければ経済性は高く、費用に対して利益が少なければ経済性は低いことになります。言い換えると少ない費用で多くの利益を上げれば経済性は高く、費用が多い割りに利益が少ない場合は経済性が低いということです。




資本収益性


資本収益性は資本に対していかに利益を上げたかを見る指標です。資本収益性は売上高利益率と資本回転率に分解できるので、取引収益性(経済性)と資本効率の両方の性格を含む指標だといえます。このことから資本収益性を総合収益性指標とも言います。



資本収益性は分解して分析することも有効で、資本利益率を売上高利益率と資本回転率に分解し、さらに細かく構成要素に分解してそれぞれの数値を分析・改善していくことで、最終的にその積である資本利益率を改善していくという経営手法が1921年にアメリカのデュポン社で採用されました。この手法は同社の成長に大きく寄与し、1949年には社外にも公開され今日では広く財務管理、経営分析手法として多くの企業に利用されています。




比率分析での慣例


比率分析において資本利益率のように分子と分母の一方で損益計算書項目(利益)が、もう一方で貸借対照表項目(資本)が出てくる場合は、損益計算書項目は年額で示し、貸借対照表項目は期中平均で示すほうが、分子と分母の関係において望ましいといえます。ただし外部分析では貸借対照表項目は便宜的に期首数値と期末数値の合計を2で割ったものが用いられます。




※参考資料
経営分析の考え方・すすめ方
経営分析の基本
これならできる!経営分析
経営分析入門―ビジネス・ゼミナール
[新版]経営分析の基本がハッキリわかる本


| 売上高総利益率
TOPへ HOMEへ

text 2013/11/13




収益性分析一覧















Copyright(C)2013 kain All Rights  Reserved
当サイトはリンクフリーです。掲載内容の無断転載はいっさい禁止します。