HOME > 成長性分析TOP > 売上高研究開発費率

売上高研究開発費率




研究開発の重要性

製品には寿命があり、いずれは新商品に取って代わられる運命にあります。会社が存続するためには、消費者の要求にこたえながら新商品を開発していくことが必要になります。研究開発は会社の存続と成長を左右する重要な鍵になるものなのです。



売上高研究開発費率とは?

研究開発費は会社の成長性を判断する重要な指標のひとつです。その研究開発費と売上高の比率から会社の成長性を判断するのが売上高研究開発費率です。売上高研究開発費率では分子に研究開発費をおき、分母に売上高を置いて計算します。
売上高研究開発費率 = 研究開発費 × 100
売上高



研究開発費の金額の把握

研究開発費は製造原価や販売費及び一般管理費に含まれますが、区分記載されていなかったり注記されていない場合もあります。その場合でも有価証券報告書の事業の状況、概況に研究開発活動という項目で、研究開発活動の概況と金額が記載されているので、そこで確認できます。



研究開発と収益との関係

日本において売上高研究開発費率の高い業界の一つが製薬業界です。製薬業界では新薬の開発が会社の命運を左右するとも言われています。この多額の研究開発費をまかなうためには強固な財政基盤と利益が必要になります。製薬業界は売上高研究開発費率が高いと同時に売上高経常利益率が高いのも特徴で、この高収益体制があることにより多額の研究開発費を投じることが可能になります。多額の研究開発費を投じて競争力のある新商品を開発し、それがたくさんの利益を生むことで収益性が向上し、もたらされる利益が次の研究開発費の原資となるという好循環を持続することができるかどうかが企業の存続と成長の鍵となります。

■製薬会社の売上高研究開発費率(2014年度)
売上高研究開発費率売上高経常利益率
武田薬品20%7.7%
アステラス16%14%
第一三共17%9.3%
エーザイ21%10.8%




売上高研究開発費率の傾向を見る

研究開発はその期にすぐに効果が出るというよりも知識と研究成果の蓄積が大切で、その上に次の新製品の開発がつながっていくものです。したがって売上高研究開発費率を見るときは単年度だけではなく、数年間の期間でその推移を見ることも重要になります。ある期から急に研究開発に力を入れ始めた企業なのか、数年にわたり継続的に研究開発に力を入れている企業なのかなどを判断するのに役立ちます。




※参考資料
経営分析の基本
経営分析入門―ビジネス・ゼミナール


当期純利益伸び率 |
TOPへ HOMEへ

text 2014/06/28




成長性分析一覧















Copyright(C)2013 kain All Rights  Reserved
当サイトはリンクフリーです。掲載内容の無断転載はいっさい禁止します。